ビリヤード初心者へ:ナインボールをやるべからず

いつも脆弱性の話ばっかりしていたので、たまにはビリヤードの話でもしようかと。

昔ちっちゃなビリヤード場の店員をしていたこともあり、「ビリヤードやりたい!」という人と一緒に撞きに行くことがあります。これまでの経験から言うと、ビリヤードに馴染みがない人の場合、「ビリヤード=ナインボール」という印象を持っていることが多いです。ですが、ビリヤードを初めてやる場合、ナインボールをやるべきではないです*1

ナインボールのルールを大雑把に説明すると、「台上にある番号の小さい球から落としていき、最後に9番の球をポケットに落とした人が勝ち」というゲームです。この「台上にある番号の小さい球から」落とすことが曲者なのです。ナインボールの楽しさはここにあると思いますが、いかんせん初めて撞くにはきつすぎる球配置となることが多い・・・例えば、以下の画像のような配置とか(白球から黄色球を狙う)。やっぱり最初は「球をポケットに落とす楽しさ」を体感するのが、ビリヤードを好きになる秘訣だと思うのです。

ということで、初めてビリヤードをやるなら、「ベーシック*2または「エイトボール」がオススメです。これらのゲームとナインボールの大きな違いは、「狙える球が一つ以上ある」ことです。狙える球が一つ以上あると、狙う球の一つが難しいところに球があったとしても、それより簡単な配置にある球を狙えます。この 2 つのゲームの方が「ナインボール」よりは球をポケットに落としやすいのです。

せっかくビリヤードをやる機会ができたなら、やっぱりビリヤードを好きになってほしい。ビリヤード→ナインボール→球が入らない→つまらない→嫌い!? という流れにならないよう、初めてビリヤードをやる場合は、「ベーシック」または「エイトボール」をやりましょう!

参考情報

  • ゆろよろ
    • ビリヤードテーブルの画像はここのものを使用しました。よい画像:)

*1:Wikipedia にも以下の記述があった。編集した人、GJ! 「しかし、実際は狙える的球が1つしかないという制約が厳しく、単純なルールのわりにそれほど簡単なゲームとは言えない」

*2:Wikipedia にはベーシックの記事がない。知らなかった。