セブンシスターズ(Seven Sisters)への旅路: ブライトン(Brighton) 経由

2016 年 9 月、セブンシスターズ(Seven Sister)を旅してきました。このセブンシスターズは、「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」や「映画けいおん!」などのロケ地になります。セブンシスターズに行く経路を調べるときに、様々なブログの情報を参考にしたため、僕も旅路の記録を残します。いづれセブンシスターズを訪れる方のお役に立てば嬉しいです。

はじめに

セブンシスターズへの旅路

僕の場合、ロンドン ヴィクトリア駅を出発して、鉄道・バス・徒歩の 3 つの手段でセブンシスターズを一望できる「Seaford Head view point」に辿り着きました。

  1. 鉄道: ロンドン ヴィクトリア駅(London Victoria) からブライトン駅
  2. バス: ブライトンから Seven Sisters Country Park
  3. 徒歩: Seven Sisters Country の Seaford Head view point へ
1. 鉄道: ロンドン ヴィクトリア駅からブライトン駅

まず、ロンドン ヴィクトリア駅から鉄道(Southern railway)でブライトンに移動します。僕の場合は、ヴィクトリア駅構内(下図の赤枠)でチケットを購入して、プラットフォーム 18 または 19 発(下図の紫色の枠)の鉄道に乗りました。ロンドンからブライトンまでは、約 1 時間掛かります(Southern railway の路線図(network map))。


引用元: VictoriaStationMap.pdf

チケット券売機では、行き先、片道(Single) or 往復(Return)、チケットの種類を指定してチケットを購入します。僕は下表のように指定して、31 £でチケットを購入しました。なお、Southern railway のウェブサイトからチケットを購入した場合も、同じ券売機で発券できるようです(参考ブログ記事)。

行き先 Brighton
片道/往復 Return
チケットの種類 Anytime Day Return(当日中であれば時間指定なく復路の鉄道に乗れる)

チケットを購入したら、電光掲示板(Street View)で鉄道の時刻および出発プラットホームを確認して、そのプラットホームに向かいます。あとは停車中の車両に乗り、出発するまで待機します。ヴィクトリア駅発の Southern railway に 2 回乗った限りでは、定刻よりも数分遅れて車両が出発しました。

2. バス: ブライトンから Seven Sisters Country Park

ブライトン駅に着いたら、バス(Brighton & Hove Bus)で Seven Sisters Country Park に移動します。ブライトンのバス停「Sea Life Centre」(下図の赤枠)から 12 番線(12A または 12X)のバスに乗り、Exceat のバス停「Seven Sisters Park Centre」(下図の紫色の枠)で降ります。「Sea Life Centre」から「Seven Sisters Park Centre」まで約 1 時間掛かります(Brighton & Hove Bus 12 番線の時刻表)。


引用元: 12, Brighton - Eastbourne, Route Map

バス停に向かう前に、ブライトン駅の Travel Centre(下図の赤枠)で One day バスチケット、地図や時刻表などを入手します。Travel Centre で「ブライトン駅からセブンシスターズのバスチケットが欲しい」と伝えると、One day バスチケット(約 8 £)を購入できました。もし Southern railway のチケットをウェブサイトで購入する場合には、PlusBus を購入する方がバス代を節約できます(参考ブログ記事)。


引用元: http://www.nationalrail.co.uk/stations-and-destinations/stations-made-easy/brighton-east-sussex-station-plan

さて One day バスチケットは、購入時点では左下図のようになっています。One day チケットを使うためには、透明カバーをめくって、使用日の年月日をスクラッチして透明カバーを貼り付けます(右下図)。年月日を間違えないようにご注意を(僕は間違えてしまい、バスドライバーに訂正してもらいました)。また、Travel Centre に置いてある地図や時刻表の中では、A4 冊子の時刻表(左下図)が役に立ちました。少し荷物になってしまいますが、主要なバス停と通過予定時刻をオフラインですぐに確認できるからです。

ブライトン駅での準備が終わったら、バス停「Sea Life Centre」(下図の赤枠)に向かいます。ブライトン駅から徒歩で 10 分程度掛かります。バス停の電光掲示板でバスが到着するまでの見込み時間を確認して、バスの到着を待ちます。Route: 12(12A または 12X), Destination: Eastbourne のバスが到着したら、ドライバーに One day バスチケットを提示して、バスに乗ります。


引用元: City Centre Bus Routes

3. 徒歩: Seven Sisters Country Park から Seaford Head view point

Seven Sisters Country Park に着いたら、あとは目的地に向かって歩くだけです。僕は、セブンシスターズリーフレットの「Path to Seaford Head view point」(ピンク色の点線)と「Beach Trail」(橙色の点線)の 2 つのルートを歩きました。


引用元: p.2, Seven Sisters Leaflet

バス停「Seven Sisters Park Centre」は、ちょうど Visitor Centre の裏手(上図の赤枠)にあります。「Path to Seaford Head view point」ルートに入るためには、まずバスで来た道を戻って The Cuckmere Inn に向かいます。The Cuckmere Inn の駐車場付近に入り口があり、そこから Seaford Head view point に向かって歩きます。The Cuckmere Inn から南下した交差点(実際には三叉路)で外側のルートを選び、ところどころで写真を撮りながら 45 分前後で Seaford Head view point に着きました。この view point でしばらく眺めを堪能しました:) 帰りは Beach を経由する上図の内側のルートを辿って、Visitor Centre まで戻りました。Visitor Centre を戻ったときには、約 2 時間半が経過していました。

Visitor Centre で一息ついたら、今後は「Beach Trail」ルートに向かいました。Visitor Centre から道路を挟んだ向かい側に「Beach Trail」または「South Downs Way」ルートの入り口があります。入口から 30 分前後歩くと、Beach に着きました。Beach を横断すると、セブンシスターズの崖を真下から見上げることができます。セブンシスターズの大きさを体感でき、Seaford Head view point とは違った趣があります:)

リーフレットには明記されていませんが、Beach からセブンシスターズの崖に登ることもできます(上図の星印付近)。実際に登っている人もいましたが、勾配がきつく大分歩いた後だったため、崖を登ることを断念しました。Beach で小一時間セブンシスターズの崖を見上げたら、Visitor Centre に戻るとともに帰路につきました。

サイドストーリー:ブライトンに辿り着けずに Haywards Heath 駅で鉄道が止まった

旅路は以上ですが、ここでサイドストーリーを一つ。

この旅でロンドン ヴィクトリア駅から鉄道には 2 回乗りました。初めにヴィクトリア駅からブライトン駅への鉄道に乗ったとき、車両がブライトン駅まで行かずに、Haywards Heath 駅で止まってしまいました(Southern railway 全体がちょうど約一週間メンテナンス作業を行っており、この影響を受けたようです)。電光掲示板で表示されるブライトン行きが次々キャンセルされたため、その日はロンドンに戻りました*1

ヴィクトリア駅に戻るために、まず Bedford 駅行きの Tramlink で East Croydon 駅(下図の赤枠)まで移動しました。そして、East Croydon 駅でヴィクトリア駅行きの Southern railway に乗り換え、ヴィクトリア駅に戻りました。

引用元: Southern_Network_Map.pdf, Network Map by route

駅員さんに相談して Tramlink に乗りましたが、このとき乗り換えが必要なことを聞きとれていませんでした。そこで、Tramlink で隣に座っていた女性に「どうすればヴィクトリア駅に帰れるか」聞きました。このとき、下図をおかげで East Croydon 駅(または Gatwick Airport 駅)における乗り換えの必要性をようやく理解できました。
英語のスピーキング・リスニングが堪能であれば会話だけで十分でしょうが、そうでない場合には会話以外で共通認識を作れる地図が大事と痛感しました。「地図、大事」覚えた。

おわりに

だだっ広い原っぱから壮大な景色を眺める解放感はいいですね。普段の生活圏にない風景だからか、一時的に日常生活を忘れてしまいます。とりあえず特に何もない空間で無心になりたい方は、機会があれば是非。

*1:駅員さんからは「バスでブライトン行けるよ!」と言われましたが、下調べしていなかったことと、滞在日数に余裕があったため、ロンドンに戻りました